11月14日火曜日 先日、松花堂で講演会がありました。 テーマは「学び継がれる詩歌と書 ― 昭乗の『和漢朗詠集』―」 同時に美術館で松花堂昭乗の特別展も開催されていました。 今回は、難しいテーマだったので大丈夫かなあと思いながら講演会に行ったんですが講師の先生にわかりやすく説明していただきました。 松花堂昭乗といえば松花堂庭園や草庵「松花堂」(茶室)、松花堂弁当が有名です。 今回は、『和漢朗詠集』という作品についてお話を聞きました。この『和漢朗詠集』というのは平安時代中期の詩歌集で、タイトルが朗詠とつくだけに声に出して読むためのテキストとしてつくられ、読むための詩歌集として非常に人気を得て、やがては通常の詩歌集として広く受け入れられ多くの書き写した本が存在しています。 江戸時代に入り印刷文化が発達すると写本から版本へそして、 写真もない時代に江戸時代の印刷技術はすごいと思います。 印刷文化が発達と同時に昭乗さんが冊子本の『和漢朗詠集』を出版しました。 冊子本の『和漢朗詠集』は松花堂昭乗が単独で書を出版したのが始まりだそうです。 それまでは、いろんな人がたくさん集まった中に昭乗さんの筆跡が一部ありました。 特に江戸時代、松花堂昭乗の書を印刷したお手本となる『和漢朗詠集』は数多く出版され非常に人気が出て広く流行して昭乗さんのファンが増えていったそうです。 松花堂昭乗は、お茶、歌、絵、筆 何でも出来る多才マンです。 今回は特別展の開催もあり松花堂昭乗の書いた『和漢朗詠集』が展示されていました。 書風はなめらかで優しい感じです。 今こうして昭乗さんの作品を見たり楽しんだりしていることを思うと考え深いものがあります。これからも昭乗さんの芸術を学んで魅力を継げていくことが大切だと思いました。 京都の名所をめぐる時 I ’l l r e c o m m e n d y o u おみなえし 京都府八幡市八幡おみなえし4 3 松花堂 松花堂昭乗という男が有名です
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