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活動報告   ~ 八幡のために全力で取り組みます!~

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2016年 8月 活動報告内容



平成28年8月3日~4日 岡山県総社市に視察に行きました。 

4日(木)「新生活交通事業について」

 

デマンド交通 「雪舟くん」

簡単に八幡市と総社市の比較をすると高齢化率は八幡市284%、総社市27.2%面積は八幡市が24.35平方km、総社市が211.90平方kmとなっています。

 

八幡市もコミュニティバス2台を公共交通アクセスがないところ中心に運用しています。起点(出発点)、と終点1系統で来た道を帰って行く形です。東西の往復路線となっています。

 

「雪舟くん」の運行形式は、玄関まで迎えに行き目的地まで送り届ける原則ドア・ツウ・ドアになっています。

道幅が狭い車が入れないところもあるのでその場合は広い道まで出てきてもらいご自宅の場合は出口まで出てきてもらいます。

車両は、10人乗りのハイエース乗車定員8人、7人乗りのノアは乗車定員5人、合計9台で運行されています。

 

「雪舟くん」の運行エリアは、4つのエリアに分け共通エリアを往復する形で運行を行っています。

「雪舟くん」導入に当たり総社市では交通体系の見直しが行われました。方針として3つ柱を定められました。公共交通空白地の解消、高齢者等の移動手段の確保、行政経費の見直しバス路線の見直しも行われました。

運行ダイアについては行き帰り便、車の動きは1台の車が同じ動きをするのではなく現状の中、オペレーターが臨機応変に配車を行っています。市役所内にオペレーター室があります。見学をさせていただきました。職員の方が6人体制でやっておられました。

 

「雪舟くん」を利用するには登録が必要です。

予約制でバスと同じように他の人と一緒に乗車します。遠くのほうから順番に迎えに行き目的地の近い順番に降ろすようにしています。乗合なので時間通りに運行できないこともあります。ペットも乗せることはできません。

スムーズな運行を行うためのルート設定は行っているが時間通りに運行できない乗り物です。

病院に通っていなかった引きこもり老人は「雪舟くん」を利用して300円で行けるので出てこられる方が多くなったそうです。元気老人は増えます。医療費は増えますが、雪舟くん」利用状況については、登録者数は8月現在、16540人で約68000人の人口に対して24.3パーセントの登録率となっています。

1日の平均利用者率は、21170歳、80歳の高齢者の方が大部分占めています。

メインターゲットの利用者は高齢者です。

土日が休みなので金曜日の利用が多く目的は病院、商店が多いそうです。

運転免許を自主返納して運転できなくなったときに安心です。

市外の運航もしてほしい、電話がつながりにくい時間帯もあるといった要望もあるそうです。

 

「雪舟くん」導入以降5年が経過してより良いシステムになるように毎年制度の見直しを図り改善をされています。多くの方に使ってもらえるようなものを構築することが大事だと思いました。

 

今回の視察で感じたことは、

八幡市で観光面のデマンド交通を活かせないかと思いました。まず、高齢者や交通弱者、市民を中心にデマンド交通を考えることは基本だと思っていますが、市外から来られた方が駅から観光に行きたいと言われた時にデマンド交通を利用できれば便利だと思います。

観光客をメインにしたデマンド的なことも考えれば観光客が増えると思います。

市内にも観光客が来てもらえると思いました。

 

市の持ち出しも考え、タクシーやバスの事業者の経営状態がよくなるとも考え、利用者のことも考えるとそれにはかなりの経費や課題があると思いますが観光客をメインにしたデマンド的なことも考えてもいいのではないかと思いました。

 



















平成28年8月3日~4日 岡山県総社市に視察に行きました。 

 

視察内容は

3日(水)「子育て王国まちづくり事業について」

4日(木)「新生活交通事業について」

 

総社市の概要は、岡山市、倉敷市の二大都市に隣接しています。人口は68050人、面積は211.9㎢です。面積は八幡市の8.5倍、人口は八幡市の0.94倍です。

(八幡市は25㎢、八幡市は72330人)

 

「子育て王国まちづくり事業について」

総社市では、こども条例、実行委員会組織、子育てカレッジ、大学との協働の取組、小児医療費の適正化そして、行政だけでなく市民、企業、大学、NPOなど様々な主体が協働し、子育て支援に取り組まれています。

 

八幡市内でも子育てにかかわる事業については、子ども子育て新制度の取組として、こども園が京都府下で初めてオープンし、認定こども園化を中心に就学前施設の充実に取り組んでいます。

 

今回、特に関心を持ったところは実行委員会の応援と小児医療費の抑制、NPOの参加、大学との連携です。

 

実行委員会の応援について

「子育て王国そうじゃまちづくり実行委員会」は平成20年に設立さました。

子ども、両親、祖父母、子育て支援者など子育てにかかわる事業を行政主導ではなく企業・小児科医・NPOなどで「子育て王国そうじゃまちづくり実行委員会」を組織し協働で実施されています。

市役所の子ども課、教育委員会、社会福祉協議会が連携し、「子育て王国そうじゃまちづくり実行委員会」に各事業へ支援・調整をお願いされています。

 

小児医療費の抑制について

八幡市は小中学校医療費実質無料化を実施しています。総社市は小学校まで医療費無料です。

少子化で子どもの数が減っている中で、そんなに高齢者ほど厳しい現状でないと思ったのですが、総社市は岡山県の中でも地の利がよく子育て世代が県外、県内から転入者が増えて子どもの人口が10年前から横ばいで推移しています。住みたくなる街だと思います。

大きな原因は医療費が無料なので、はしご受診をされる方が増えたということです。

そのため総社市では増加し続ける小児医療費抑制のために推進委員会を立ち上げ報告書をまとめられました。

はしご受診される方には出前講座などでお母さんに安心してもらえるような啓発活動などの取り組みをされています。取り組みの成果も出ているようです。

 

大学との連携とNPOの参加について

八幡市は大学がありませんが、総社市には、岡山県立大学があります。大学との協働の取り組みについても学ばせていただきました。

総社市役所で説明をしていただいた後、現地視察に行きました。

広々とした岡山県立大学内に子育てカレッジ「チュッピーひろば」があります。

環境のいいところでゆったりしています。NPO法人が運営されています。

子育て中の悩みを気軽に相談にのってくれるスッタフがおられます。

週1回、2回程度開設で大学生とも遊べます。学食も使えます。

広場は主に03歳の子どもたちとその保護者、そして、これからママになる妊婦さんが気軽に来られています。広場では、親子で一緒に遊んだり、スッタフや利用者さん同士でしゃべったりされていました。

気軽におしゃべりできるところでした。全日大盛況だそうです。




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